マングースの目撃情報や、活動に関するお問い合わせは下記の連絡先にお願いいたします。
<一般財団法人自然環境研究センター 浦上事務所 鹿児島県奄美市名瀬浦上1385-2
TEL:0997-58-4013
環境省奄美野生生物保護センター 鹿児島県大島郡大和村思勝字腰ノ畑551TEL:0997-55-8620
このブログの写真の無断転載はご遠慮ください。写真については、一部を除いてメンバーが休日等利用して撮影したものを使用しています。2017年07月21日
奄美マングースバスターズと学ぼう 2017年夏のイベント

奄美マングースバスターズと学ぼう!シリーズのイベントを開催します。
「水辺の虫や生き物たちと遊ぼう」と題して7月30日(日)午前10:00 ~ 奄美市大川ダムにあるビオトープにて生き物観察会を行います。
小学生対象にメダカやゲンゴロウを捕まえて水辺の生き物の観察をします。また、外来生物オオフサモと、アメリカザリガニについても説明します。
参加には事前の申し込みが必要で、参加費(保険代)は一人100円いただきます。
実際にビオトープの中に入って生き物を捕まえますので、濡れてもよい靴(サンダル、素足厳禁)、帽子、飲み物、着替え等ご用意ください。もしあればタモ網を持ってきてください。
集合場所は、朝戸トンネル(朝戸側)出口の駐車スペースに奄美マングースバスターズのメンバーが立っていますので、大川ダムまで誘導いたします。
集合時間は9:30~ スタートは10:00~12:00まで
電話:0997-58-4013(担当松尾)
Mail:tmatsuda@jwrc.or.jp
下記の募集フォームからも応募いただけます。
↓
申し込みはこちら
ご参加お待ちしております。
2017年07月06日
奄美金紋双尾吉丁蟲
奄美大島でぜひ見てみたいと思っていた、アマミキンモンフタオタマムシに出会えたので紹介します。
アマミキンモンフタオタマムシ。きれいな容姿に長い名前、神出鬼没なところもいかにも珍昆虫です。発生木とされている木を目にするたび、幹にとまっていないか見ていたのですが、なかなか出会えませんでした。
つい先日、探索犬の散歩の途中にふと昆虫の姿が目に入ってきました。最初は、ヤハズカミキリかな?と思ったのですが、よく見ると金属光沢があり、タマムシの仲間ではないかと想像できました。さらによく見たらおしりの部分がとんがっていて、どこかで見た記憶があるなと思いネットで検索してびっくり、憧れのアマミキンモンフタオタマムシではありませんか!
早速撮影機材を取りに行き、暗くなるまで夢中で撮影しました。

見れば見るほどきれいなタマムシで、名前の通り金色の紋があり、これは金色の毛の集合だということがわかりました。

撮影途中に時折羽を広げる瞬間があり、羽の内側の腹部の色も確認することができました。紺色のメタリック。よく見ると脚も紺のメタリック。渋い!
このタマムシは蒔絵のような美しさがあり、日本人の美意識をくすぐります。
日本を代表するタマムシと言ってもいい!と思いました。
奄美大島に来て10年、鳥以外の生き物で、こんなに興奮した瞬間は初めてでした。
まさに一期一会…
まだ見ぬ君(蟲)に出会えることを楽しみにしています。
次はマンマルコガネかな?
アマミキンモンフタオタマムシ。きれいな容姿に長い名前、神出鬼没なところもいかにも珍昆虫です。発生木とされている木を目にするたび、幹にとまっていないか見ていたのですが、なかなか出会えませんでした。
つい先日、探索犬の散歩の途中にふと昆虫の姿が目に入ってきました。最初は、ヤハズカミキリかな?と思ったのですが、よく見ると金属光沢があり、タマムシの仲間ではないかと想像できました。さらによく見たらおしりの部分がとんがっていて、どこかで見た記憶があるなと思いネットで検索してびっくり、憧れのアマミキンモンフタオタマムシではありませんか!
早速撮影機材を取りに行き、暗くなるまで夢中で撮影しました。

見れば見るほどきれいなタマムシで、名前の通り金色の紋があり、これは金色の毛の集合だということがわかりました。

撮影途中に時折羽を広げる瞬間があり、羽の内側の腹部の色も確認することができました。紺色のメタリック。よく見ると脚も紺のメタリック。渋い!
このタマムシは蒔絵のような美しさがあり、日本人の美意識をくすぐります。
日本を代表するタマムシと言ってもいい!と思いました。
奄美大島に来て10年、鳥以外の生き物で、こんなに興奮した瞬間は初めてでした。
まさに一期一会…
まだ見ぬ君(蟲)に出会えることを楽しみにしています。
次はマンマルコガネかな?
2017年07月05日
マメイタイセキグモ
ずいぶん前にカトウツケオグモという珍しい蜘蛛(クモ)を紹介したときに、
「日本7大珍種蜘蛛」(にほんななだいちんしゅぐも)について触れました。いつかは7大珍種蜘蛛のコンプリートを...と思っていましたが、その1つであるマメイタイセキグモを同僚が見つけてきました。
このクモが見られてとっても嬉しいという気持ちを、共有できる人がどれだけいるかわかりませんが、とにかく珍蜘蛛には変わりません。

このマメイタイセキグモは、ナゲナワグモ属の仲間で、網状の蜘蛛の巣を作って獲物を捕獲するのではなく、足の先から粘球を付けた糸を垂らして、獲物がやってくるとこの糸を振り回して捕獲する、変わった習性のクモです。日本ではマメイタイセキグモとムツトゲイセキグモの2種類が確認されており、どちらも「日本7大珍種蜘蛛」に入っています。
このクモは、捕食者に見つかりにくいよう、鳥の糞そっくりに擬態しています。しかし、獲物を捕獲するときは、また違ったトリックを使っているようです。
このクモが使う投げ縄からは、ガの雌が出すフェロモンに似た物質が分泌されていて、雄のガを誘引し、捕獲するのです。
さて、「日本7大珍種蜘蛛」。奄美大島でどれだけ見られるでしょうか。
カトウツケオグモ ・ ワクドツキジグモ ・ ムツトゲイセキグモ ・ マメイタイセキグモ ・ ツシマトリノフンダマシ ・ サカグチトリノフンダマシ ・ キジロオヒキグモの7種すべてを観察することができるのでしょうか?
今の所、カトウツケオグモ・マメイタイセキグモ・ツシマトリノフンダマシ・キジロオヒキグモの4種を見る事が出来ています。あと3種です。そのほとんどが南西諸島で記録があるのですが、ワクドツキジグモとサカグチトリノフンダマシの2種に関しては捕獲例が数10件と激レアなため、見つけるのはかなり困難だと思います。が、目を凝らして探していたいとおもいます。
改めて、目指せ「日本7大珍種蜘蛛」コンプリート!
他の珍種蜘蛛についてもまた紹介できればと思います。
投げ縄を振り回しているところも見てみたいです。
「日本7大珍種蜘蛛」(にほんななだいちんしゅぐも)について触れました。いつかは7大珍種蜘蛛のコンプリートを...と思っていましたが、その1つであるマメイタイセキグモを同僚が見つけてきました。
このクモが見られてとっても嬉しいという気持ちを、共有できる人がどれだけいるかわかりませんが、とにかく珍蜘蛛には変わりません。

このマメイタイセキグモは、ナゲナワグモ属の仲間で、網状の蜘蛛の巣を作って獲物を捕獲するのではなく、足の先から粘球を付けた糸を垂らして、獲物がやってくるとこの糸を振り回して捕獲する、変わった習性のクモです。日本ではマメイタイセキグモとムツトゲイセキグモの2種類が確認されており、どちらも「日本7大珍種蜘蛛」に入っています。
このクモは、捕食者に見つかりにくいよう、鳥の糞そっくりに擬態しています。しかし、獲物を捕獲するときは、また違ったトリックを使っているようです。
このクモが使う投げ縄からは、ガの雌が出すフェロモンに似た物質が分泌されていて、雄のガを誘引し、捕獲するのです。
さて、「日本7大珍種蜘蛛」。奄美大島でどれだけ見られるでしょうか。
カトウツケオグモ ・ ワクドツキジグモ ・ ムツトゲイセキグモ ・ マメイタイセキグモ ・ ツシマトリノフンダマシ ・ サカグチトリノフンダマシ ・ キジロオヒキグモの7種すべてを観察することができるのでしょうか?
今の所、カトウツケオグモ・マメイタイセキグモ・ツシマトリノフンダマシ・キジロオヒキグモの4種を見る事が出来ています。あと3種です。そのほとんどが南西諸島で記録があるのですが、ワクドツキジグモとサカグチトリノフンダマシの2種に関しては捕獲例が数10件と激レアなため、見つけるのはかなり困難だと思います。が、目を凝らして探していたいとおもいます。
改めて、目指せ「日本7大珍種蜘蛛」コンプリート!
他の珍種蜘蛛についてもまた紹介できればと思います。
投げ縄を振り回しているところも見てみたいです。